こんにちは
ヒロです。
HEAT20 G2に必要な断熱材を調べてみた タマホームの断熱性能も調べてみた
最近、高気密高断熱仕様 HEAT20 G2仕様に興味津々です。
そこで、HEAT20について調べたところ、
「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」
の略称であり、呼称のこととわかりました。
HEAT 20
http://www.heat20.jp/index.html
HEAT20の戸建住宅の目指すべき住宅像と推奨する断熱性能水準として、
G1・G2という指標があります。
各地域の指標は、以下の通りです。
断熱性能推奨水準 外皮平均熱貫流率 UA値[W/(m2・K)]
私が住んでいる地域は、6地域なので、
G1:UA値0.56
G2:UA値0.46
になります。
そもそも、このUA値を達成すれば、
どんな効果があるのか調べたところ、
冬期間の最低の体感温度
G1:10℃を下回らない
G2:13℃を下回らない
平成25年基準:8℃を下回らない
断熱性能向上によって
室内の体感温度が違ってくるそうです。
平成25年基準と暖房負荷削減比較
G1:約30%削減
G2:約50%削減
このように、G1、G2基準を達成すると、
室内が暖かくなり、暖房費が節約できます。
実際の間取りで室温比較すると、
こんなに違ってきます。
では、具体的にどのような断熱材を採用すれば、
G1、G2水準になるのか指標を調べてみました。(6地域)
【G1】UA値
天井:0.24
壁:0.43
床:0.34
土間:0.37(外気に接する場所) 0.53(その他の場所)
窓・ドア:2.33
【G2】UA値
天井:0.19
壁:0.32
床:0.34
土間:0.37(外気に接する場所) 0.53(その他の場所)
窓・ドア:1.90
次に断熱施工例を紹介します。
【G1】施工例
天井:グラスウール10K200mm
壁:高性能グラスウール16K105mm
床:押出法ポリスチレンフォーム3種95mm
土間:押出法ポリスチレンフォーム3種100mm(外気に接する場所) 35mm(その他の場所)
窓・ドア:Low-E複層(A10以上)U2.33 断熱ドア(U2.33以下)
【G2】施工例
天井:吹込グラスウール270mm
壁:高性能グラスウール16K+押出法ポリスチレンフォーム3種25mm
床:押出法ポリスチレンフォーム3種95mm
土間:押出法ポリスチレンフォーム3種100mm(外気に接する場所) 35mm(その他の場所)
窓・ドア:Low-E複層(G12以上)U1.9 断熱ドア(U1.9以下)
【大安心の家(6地域)】
天井:高性能グラスウール14K(16k同性能)155mm熱抵抗値4.1
※グラスウール10k200mmは熱抵抗値4.0
壁:高性能グラスウール14K(16k同性能)105mm
床:押出法ポリスチレンフォーム3種65mm
土間:押出法ポリスチレンフォーム3種100mm(外気に接する場所) 50mm(その他の場所)
窓・ドア:アルミ樹脂複合サッシLow-Eペア(A10以上)U2.33 断熱ドア(U4.07以下)
大安心の家の標準仕様では、G1に及ばなそうですが、
こちらの推奨プランでは、UA値0.56となっておりますので、
プランによってはG1基準達成します。
G2基準を達成させるためには、
天井:吹付断熱もしくは、グラスウール厚み追加
壁:内断熱+外張り断熱
床:断熱材強化
窓:樹脂サッシ(APW330等)、玄関断熱グレード強化
このような断熱材の補強が必要となります。
最近、タマホームさんで、
APW330真空トリプルの紹介が大々的にされており、
『タマホームはHEAT20 G2仕様を推奨しております』
との掲示がありましたので、断熱性能向上に期待です。
これからの仕様が羨ましい!!
ちなみにHEAT20 G3も存在しています。
G3基準値はUA値0.26となっております。
一条工務店のi-smartは
UA値0.25なので達成しています。
すごいですね!
実際に家に住んでみて、できる範囲で対策を取りたいと思っています。
今回、改めてHEAT20について調べてみたらとても勉強になりました!
次回は、採用したかったシリーズを紹介したいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします!
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